Herb Series  

Heath Soap / ヒース石鹸 80g 600円

ヒース

ハーブティ売り場で量り売りのヒースを見つけて買ってきました。

ふと「嵐が丘」を思い出していました。 荒涼とした情景が圧倒的で、言いようのない寂寞な空の色や風の音が聞こえるようだったのを覚えています。

「ヒース」というのは、そうした北イギリスやアイルランドの荒地のことをいうのだそうです。

そして、そこに自生する植物も「ヒース」と呼ばれているのですね。

小さなピンク色の花と細い葉が一緒に入っていました。

甘酸っぱい香りがします。

ヒースに含まれているα‐アルブチンという成分はメラニン合成を抑えるようです。紫外線からダメージを受けた肌に特によいとのこと。 また、アルブチンには利尿作用や尿路殺菌作用もあるようです。

花言葉は「孤独」。 バッチフラワーでも、孤独であるがゆえおこる症状に対して、このレメディを使うようです。

ハーブティ、チンキ剤、バッチフラワーなど、さまざまな用法でこのハーブは用いられます。 美白にも内服、外用共に行うといいようです。

 

Lavender Soap / ラベンダー石鹸 80g 600円

ラベンダー

地中海沿岸原産の低木です。数ある品種の中で、通常<ラベンダー>というときの効用を持つ代表的なものは真正ラベンダーでしょう。

古代ローマでは入浴の際に用いられ lavare (洗うの意)からラベンダーという名前が生まれました。

真正ラベンダーの学名は  Lavandula angustifolia です。


ガットフォセが「アロマテラピー(芳香療法)」という造語をつくることになったのも、火傷した皮膚に素晴らしい効力を発揮した、このラベンダーの精油がきっかけでした。

気持ちを落ち着かせてくれる素晴らしいハーブです。

古代ローマのディオスコリデスは、ラベンダーには「汝の胸にある憂い」に効果があるとし、中世の聖ヒルデガルトは、「純粋な性格を保つ」ためにこのハーブを勧めたとあります。

16世紀のハーバリスト、ジョン・ジェラルドによれば「心臓の情熱と動悸に役立つ」ということです。

古代から多くの人に愛され、癒しに用いられてきたラベンダーです。

 

Rosemary Soap / ローズマリー石鹸 80g 600円

ローズマリー

ローズマリーのクリアな香りは、たしかに心に活力をもたらしてくれるようです。

葉にある芳香成分は豊富で、葉を少し触っただけでも、その香りが長く残ります。

ローズマリーという名前は、ラテン語のrosmarinusに由来し、「海のバラ」という意味を持っています。名前の通り、地中海沿岸が原産の植物です。

古代エジプトでも儀式に用いられ、王の墓に捧げられました。

記憶を良くするといわれるハーブで、その効用も非常に古くからいわれていたようです。

シェイクスピアにも「物忘れにはローズマリーを」という一節があるように。

近年の研究で、ローズマリーに含まれるカルノシン酸が脳神経の活性に関わることが解明され、認知症の予防改善のための研究が続いているということも、改めて科学的検証が古来からの経験知を裏付けするということで興味深く思います。

その昔フランスでは、病院での感染防止にローズマリーがジュニパーと共に焚かれていたといいます。

アロマテラピーに親しんでいる方には、「ハンガリーウォーター/若返りの水」の原料としても

よく知られていますね。

ローズマリーの学名は  Rosmarinus officinalis ですが、officinalis には「薬用の」という意味があり、数多くの薬効のあるハーブとして用いられてきたことが覗えます。

 

Sage Soap / セージ石鹸 80g 600円

セージ

セージが大好きです。

たくさんの種類がありますが、代表的なものはコモンセージ Salvia officinalis でしょう。

肉の臭みを消したり香りをつけたり、お料理でも用いられます。

セージの香りは、何か深く沁みるようです。

イギリスには「長生きしたければ5月にセージを食べなさい」という格言があるそうです。

古代より、様々な効能ゆえに神聖なハーブとされてきました。

 

Cornflower Soap / 矢車菊の石鹸 80g 600円

 

矢車菊

属名のCentaurea(ケンタウレア)は、ギリシャ神話の 半人半馬のケンタウルスからきているそうです。神話では ヘラクレスによって放たれた毒矢に当たって傷ついた ケイロンの 足を、ケンタウロスがヤグルマギクで治したというくだりがあるそうです。 種小名のキアヌスは藍色という意味。

この花はギリシャの収穫の女神ケレスの髪に飾られたともいわれます。

英名はコーンフラワー、トウモロコシ畑や麦畑でも元気に育つことからつけられました。

この花のつぼみはボタンのような形をしているので「独身者のボタン」( バチャローズボタン)とも呼ばれるとか。どこかの国では独身者がこの花を襟元につける習慣があったそうです。

和名の矢車菊は、花の形からきています。

この花は古代エジプトのツタンカーメン王の墓からも発見されています。当時は咳止めなどの薬用として使われていました。発見された当時、青い花の色も残っていたということ、遠い時を超えて花が語ります。

摘みたての花はサラダにふりかけて食べることもできるのですよ。

 

 

どくだみ石鹸 80g 500円

 

どくだみ

初夏にはどくだみのクリアな香りと白い花が庭を楽しませてくれます。

乾燥させてお茶にしてもとても美味しいどくだみ、「十薬」と呼ばれるように、様々な効能を持つ薬草です。